2021「因幡の白兎」後編

さぁ、後編!

行ってみましょう!('◇')ゞ

 

時間は11:39分。

 

結果的に総攻撃となった後の赤チームは、敵アンテナ施設の脇を攻撃出来るようなポジションを維持し、抜け目なく黄色チームのアンテナを破壊したことで立場は逆転します。

 

わくさん司令官の次のプランは「自爆テロ」によるポイント奪取。

迷いはありません、相手がHQに連絡出来ない今こそチャンス!

ここぞとばかりに自爆者3名を目標 敵本部へ送り込みます!!

 

ここで自爆を志願した一人「荒井さん」が残した最後の映像を見てみましょう。w

彼が覚悟を決めて必死に敵本部に突貫します。

しかし沢山撃たれているのに、なかなかHITコールをしませんね・・・

そうなんです。

自爆者は持っている爆弾(風船)を割られるか、ナイフアタック(自爆者にタッチ)しない限り「無敵」なんです!

(めっちゃ痛いけどwww)

後は目的の場所で起爆するだけ。(風船を自ら割る)

確実にその場所で割れたらポイントですが、この爆弾はデリケートですのでイバラや装備の突起物で暴発することも・・・

正に覚悟を決めた者しかこの任務は全うできないことでしょう。(笑)

 

守る側も単なるネタでは無く点数に関係するから必死です。

このミッションが発動すると、相手には「着剣用意!」のアナウンスが流れます。

すなわち自爆者が現れた事が事前にわかるので一斉に緊張が走ります。

全力で走ってくる相手を止めたり、爆弾だけを狙い撃つのは相当な手慣れとなります。

 

あれ?でも、ここでカットしたのは謎の男さんのようですね・・・(働いている💧)


お昼も近くなって来た頃。

仲間と交代で戦線を維持したり、歩哨を立てて食事の用意をしなければ満足に休息も出来ません。

常にリアルタイムで動いている為、チームの協力が不可欠です。

その為、強固だった防衛ラインにもポツポツ穴が目立って来る頃でもありました。

そんなクソ忙しい時にやって来るのが「国連の視察団」です。w


彼等はこのサメニスタン共和国で不正な取引や、ジュゲーム条約に基づいたゲームがしっかり行われているか、厳しく査定をする機関です。

 

昨年汚職により摘発された「泥沼団長」が解任され、今季から着任した「ヤクー視察官」

彼は堅実ですので クソむかつくほど厳しく点数を付けて行きます。www


あ~っと!これはいけません💦「伝説の男さん」3年前と一緒です💦

前日の酒が「効き過ぎ」たのか、戦闘の最中に居眠りは不謹慎・・・減点の対象です!(笑)

 

このような風紀修正を行う為、わくさん司令官は視察団から厳しく詰問されます。

しかし残念ながら査問会へと更迭されてしまいました。www


その間、赤チームに流れる無線からは援軍の要請と応答を願う怒号が繰り返されています。

 

何故か。重要なポイントは写真の赤枠にありました。

戦線の一部が黄色チームに突破されていたのです・・・(;´Д`)💦

現場は混乱、その時々の判断で戦い続けるしかありません。

 

この一手が赤チームにとって後で大きく響く事になりました。

ここで違う角度から現場を捉えていた戦場カメラマン(Torema27さん)のレポートを見てみましょう。

 

視察団がどのような仕事ぶりで、サメニスタンの安定をもたらすのか。

はたまた、その現地の民族がどのように暮らしているのか。

現地の環境と紛争の状況が、第三者からの目線でよくわかる貴重な映像を残して頂きました。(本当に感謝です!)

https://twitter.com/i/status/1453384271633129484

 

https://twitter.com/i/status/1453670763593027584

 

https://twitter.com/i/status/1453987799586066433

 

https://twitter.com/i/status/1454051706560335880


この2つの写真は今回の因幡において決定的な場面でしょう。

 

一つ目は、国連の査察団の前に堂々と立ちはだかる、な、な、なんと!前団長の「泥沼さん」!

彼は身分を隠し「謎の男」として今回の因幡に参戦していた言うから二度の驚き!!

全然知らなかったー。(棒)

 

ま、それはさて置き、年々 彼が「青の部隊」を離れるまでの間に、歩兵と車両の陸戦だけでなく、航空管制を設け「空からの支援」が出来るようになったり、実際に大幅に入隊者数も拡張されたりしてます。

言わば、部隊の成長と共に歩んで来たキャリアが引きずり降ろされ、この地に戻って戦っているなど何か目的があることは明白。

 

最重要人物としてマークすべき対象者ではあるが、どうゆう訳か国連は彼を見過ごします。w

それと、赤チームの司令官が更迭されているゴタゴタに乗じ、あの赤枠で示した戦線から黄色チームが一閃!

「翡翠さん」がフラックゲットしたと言う朗報がもたらされます。

 

彼の戦績を知る限り、フラックゲット率の高さ、ゲーム展開の異常な速さ、どれも高速で展開する為、仲間からは「疾風」の異名があるほどの人物です。

 

どんな戦法だったのかはインタビューの通りなのでしょう。(笑)

しかしフラックゲットは大きい・・・200点が加算され、一端ゲームは仕切り直しとなり再開されます。


黄色チームは大きく駒を動かします。

自爆者を野戦病院と敵司令部に送り込む為、車両を要請し移送させて直接狙わせます。

 

赤チームも不意を突かれたとは言え納得できない怒りをぶつける対象として、敵アンテナの破壊を目指しつつ自爆者を野戦病院と敵司令部に送り込みます。

 

しかし両チームとも戦線が均衡し、このミッションはどれも成功しませんでした・・・


そんな激戦が続いている中、「ある情報」が錯綜します。

 

これにいち早く反応したのは、一部の民間人でした。

これまでの長きに渡る横暴により、サメニスタン市民の生活が苦しめられていた元凶を捕らえることが出来るかもしれない・・・

そんな想いもあったのでしょう。

「寝ている今がチャンス」前視察団長の泥沼拉致を決意します。

 

しかし、前途多難な計画です。

どの地域も激戦区であり、もはや民間人を盾にしてでも戦況を打開したいのはどちらのチームも同じ・・・

そこを抜けて拉致するなど、「余程の覚悟」がないと達成は出来ません。

https://twitter.com/i/status/1455565483663450118

 

https://twitter.com/i/status/1455764557578653699


素早く異変に気付いて飛び起き、腰の脇差に手を回す「泥沼さん」www(即座の反応としては流石ですw)

全く予期していなかった事に、黄色チームなす術がありません・・・

あえなく御用となりましたが、一民間人が車を手配し(青チームの車両)わずか数分の間に拉致を完了させています。

 

単なる民間人では無い動きです。

人里離れた山に監禁され、様々な拷問を受ける泥沼さん・・・(笑)

最終的に彼は口を割らず「白」だと言う事が分かり、「本命」が違う事がわかりました。


用が済んだ泥沼さんを民間人(元軍人)は、関係がこじれてしまった償いに赤チームに引き渡します。

 

まだ利用価値はありそうです。w

手始めに軽く拷問し敵の情報を探り、わく司令官はミッション「敵兵の尋問」で口を割らせ点数獲得を狙います。

 

https://twitter.com/i/status/1452270606792073221

 

この時の赤チームの戦況は動画の裏で流れている無線内容を聞くとわかると思います。

敵アンテナ施設を攻略する為「奇襲作戦」を発動し失敗したものの、ジワジワとべトナム戦線を詰めより「野戦病院の占拠」に取り掛かっていた真っ最中!

そしてこれが成功し、更には15分間の占拠を完遂し300点が加算されます!!


ようやく黄色チームが野戦病院を占拠された事に気付き、反撃し始めた時には大半の兵力が負傷兵で野戦病院に入院患者が殺到します。

国境なき医師団を依頼し「メディカルチームの派遣」により一気に全員を退院させ戦線に復帰させたいものの、占領下の状況ではリスポーンは出来ず手遅れ状態・・・

少ない兵力で何とか野戦病院を奪還しなければなりません。

 

しかし兵を差し向けるにつれ徐々に戦線は崩壊しつつ、更に赤チームはこれを起点に司令部、フラックゲットを狙って来ます・・・

苦肉の策か、L(リマ)M(マイク)26,27(司令部と野戦病院を繋ぐルート)にスモークを散布し、敵の足を止めつつ青チームにバックアップを依頼します!

 

・・・最早これまで💧

虚しくフラック音が鳴り響きます・・・赤チーム側で。(;゚Д゚)えぇ!?

この男、喰えません・・・

誰もが黄色チームが陥落したものと思いましたが、なんと捕虜の身から逃れ、フラックゲットして笑顔で帰還すると言う前代未聞のヒーローぶりを披露!

しかもタイミング良く、絶体絶命の危機的状況にあった黄色チームを救ったわけですから同チームからは英雄扱いです!

 

しかしどうやって脱出したのでしょう・・・!?

少し時間を巻き戻すと、赤チームは泥沼氏に拷問を重ねても、何も出ないどころか段々面倒臭くなり扱いに困って放置状態に・・・www

それよりも野戦病院を陥落させ、敵に王手をかけた部隊を進撃させている指揮の真っ最中でしたので、泥沼氏にかまっている余裕などありません。

後の話ですと敵司令部内を自由に散歩する事も出来たとか。(笑)

 

HQにゲームのルール確認の連絡が、大胆にも赤の無線から入ります。

「あのぅ、僕やられてないんですけど、こう言う場合フラックを取っちゃっても良いんですか?」・・・ポチっ

赤チーム側では許せない男ナンバー1です!!

時間は15:15分・・・あっという間に6時間が経過してました。

残り時間は1時間。

 

赤チームの闘志はこれまで以上に燃え上がり、再び「野戦病院の占拠」「自爆テロ」「敵アンテナの破壊」のミッションを同時発動し、復讐の鬼と化します!!

黄色チームは残り時間を計算したのでしょうか、守りを固め「施設の防衛」「自陣内のパトロール」をオーダーしました!

 

対象的に戦略方針が割れ、再開した最終局面での戦いは熾烈を極めます。

赤チームの猛攻は激しく、一般市民も巻き込み自爆者を増員、アンテナ施設の破壊には一度目の失敗を苦にせず2回も掛けて敢行します。

余りの戦闘の激しさに施設の損傷が生じ、地元の一般市民エンジニアに修理を依頼するほどのデットヒート!w

なかなか お呼びが掛からない青チームの隊員の中には、独断で戦場に降り立ち車両の投入を促しに行く者も現れる始末・・・

混戦に乗じてイエローチームは「単独潜入」を開始し、敵司令部に「スモークの攪乱」を施行します!

 

現場は正に戦場です。

 

赤チームはこの数時間の間に5回も「メディカルスタッフの派遣」を用いて、戦場に兵士を送り込み続けます💧

休む暇を与えず前線に送られる兵士の中には「もう~疲れた・・・たくさん・・・w」そんな会話が出るほど疲弊してました。

この状況の中で冷徹に駒を進める「わく司令官」の心境は厳しかったと思います。

本人が一番前線に出たい気持ちを押し殺し、仲間に打開を依頼するのは本当に心を通わせたと思います。

 

それに応えるチームがいました「Outlow」です。

彼等はこれまでも「わくさん」とは一緒に戦ってきた戦友でもあります。

「フラック2回も取られて悔しくないのか?」

仲間を鼓舞した一言が最高です。

何の遮蔽物も無い わずか1メートルの土手に張り付いて奮闘し、残弾も残りわずかというところで別動隊が2度目の野戦病院を占拠、ゲーム終了の7分前 劇的にフラックを奪取します!!(計300点獲得)

もうどちらが勝つかわかりません。(笑)

「正々堂々と東と西を結ぶバイパス(クランクロード)で決着をつけよう!」と黄色チームは赤チームに提案します。

それに応える赤チームも実にスポーツマン!爽やかな決着をつけに全員で突撃します!


と、言いつつ、バイパスに向かわなかった兵士もいたようですが、素晴らしい戦いでした!(笑)

 

いかがでしたでしょう?

これが2021年の「因幡の白兎」の全貌です。

最後まで騙し騙され、泣き笑い、皆さんがそれぞれ目的や特別な感情を持って戦った7時間。

あっという間でしたね。(笑)

結果はもうご存知の通り、黄257点、赤235点。

わずか22点差で黄色チームが優勝しました!(おめでとう!)

 

赤チームの追い上げ、見事なものでしたね!('◇')ゞ

チームが一丸となり点を取り返すために戦った一人一人の奮闘。

黄色チームも作戦の采配、攻守共にバランスよく戦い抜いたチームワーク、個人技を持って敵を翻弄しました。

 

「因幡」と言う大きな戦渦の中で、ここには書かれていないエピソードが他にも沢山あった事と思います。

その一つ一つにはドラマがあり、自分はその時どんな風に関わっていたのか・・・

経験し目撃したものもあれば、後から「え~?そうだったの?」と思う様な事も、リアルタイムで繋がっていた渦の中の一部でした。

 

全てにおいて「判断」は自分が決め、「行動」が戦場の結果となるサバゲー。

 

戦いの後に心に残った「何故?」や「こうすればよかったー」が出来なかった・・・いや、わからなかったからこそ、次も戦い続ける理由になるのかもしれません・・・

 

御参加頂きました皆さん、P.U.Tが考える企画サバゲーにお付き合い頂き本当に有難う御座いました!

2021「因幡の白兎」は終わりましたが、来年もこの続きを皆さんは想像するでしょう。w

また一年後、サメニスタンでお会いしましょうね♪(^_-)-☆

 それでは最後に、因幡の~「白兎~!!」

 

 

一般市民 Ivan(元GRU)レポート:2021.10.24.今回の調査では「本命」の尻尾を掴むことは出来なかった。